歐吉桑、臺灣を行く

台湾について見たこと、聞いたこと

石田ゆうすけさんの近著

ちょっと発売日から遅れたが、石田ゆうすけさんの近著「台湾自転車気儘旅~世界一屋台メシのうまい国へ」を購入。

サイクルスポーツの連載を加筆訂正されたものですが、カラーになり、写真も増え、ページをめくるたびに腹が減る(笑)。あとがきに、「今回ほど書いていてキツかった本はないかもしれません。なぜぜなら食べ物を描写していると、腹が減って腹が減って。」と書いてある。著者が腹が減るんだから、読者は言わずもがな。

以前に書いたように(2010-06-19/台湾・花蓮の話)私が宿泊したことがある台湾・花蓮の馨憶精緻民宿(台湾でセカンドライフを送っている片桐さんがオーナー)に石田さんも宿泊された。

不運にも花蓮で大けがをされたのだが、これもネタになるあたりは、さすが物書きは「受領倒るるところ...」だ。

それにしても、このようなタイプの本は激減している(もっとも、どの分野も同じかもしれないが)。ほとんど絶滅危惧種だ。石田さんのような生きているということを伝える物書きにはこれからも頑張っていただきたい。

やはり自転車という移動手段は素晴らしい。非常にリアルだ。「幸福論」(関野吉晴、長倉洋海共著、東海研究所発行)の中で長倉さんが「違う文化圏に行くときは、ホントは時速5キロとか10キロとかがいいんだよ。」と語っているところがある。納得。

それにしても、読んでいるますます腹が減る(グゥー、グルグルグゥー)。

  

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注)この写真は上段が表表紙、下段が裏表紙です。裏表紙の一番右列の中段にある写真が、花蓮にある片桐さんの馨憶精緻民宿での写真です。夜な夜、宿泊客の皆さまとこの玄関前のテーブルで賑やかな宴が繰り広げられています。

  

石田ゆうすけさんのブログ

http://yusukeishida.jugem.jp/

台湾自転車気儘旅 世界一屋台メシのうまい国へ [単行本(ソフトカバー)]

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幸福論 [単行本]

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馨憶精緻民宿

http://shinyi.net/index.html