歐吉桑、臺灣を行く

台湾について見たこと、聞いたこと

電車で日本語会話

十分(スーフェン)の駅で瑞芳(レイファン)に戻る電車を待っていると、年長者の一団がやって来た。みんなハイキングにでも行ったような感じ。

ここ十分の近くには、ミニチュア版ナイアガラのような滝と五分山というところがある。

そのうちの一人の男性が声をかけて来た。なかなか達者な日本語だった。雑談をしながら電車を待つ。他の人たちは、にこやかに日本語を話す彼を冷やかしたりしている。

電車に乗ってからも一緒に話していたら、彼らは定年退職者のグループで登山を楽しんでいる人たちだということ。詳しい数字は解らないけれど、サラリーマンというの集団が大量発生したのは日本と台湾も似ているようで、退職後の生活設計をコンサルタントする企業の広告を見ることがある。

彼、頂氏はエンジニアだったそうだ。彼には東京在住の親戚がいるそうで、これまで何度か東京に行ったことがあるそうだ。もう一人女性が会話に加わった。退職後に日本語の勉強を始めたそうだ。なかなか正確な日本語を話していた。まじめな方で、テレビでNHKのニュースを見るのが好きで、ちゃんと理解出来るようになりたいと言っていた。会話の内容も日本と台湾の社会事情の比較。

彼女には、台湾で大ヒットした映画「海角七号」を観るように薦められた。戻ったら観てみよう。

短い電車の旅だったが、楽しい時間だった。写真は、別れ際に瑞芳の月台(プラットホーム)で。

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