歐吉桑、臺灣を行く

台湾について見たこと、聞いたこと

宮脇俊三著「台湾鉄路千公里」

別に私は鉄ちゃんではないが、小さい頃から電車に乗るのが好きだった。 小学校高学年の頃には友だちと時刻表を舐め回すように見ながら、たまに週末の半日くらいを切符を握り締めながら電車に乗り、あたかも大冒険をしているように感じていた。 だからと言っ…

SIX SAMANA 19号「こじらせタイワン〜あなたを不安にさせる台湾」

長年アジア各地の ディープな話を書き続ける旅行作家であるクーロン黒沢氏編集によるこれまたディープなKindle雑誌。最初にお断りしておくが、この手の話を受け付けない人もいるのは重々承知なので、そういう人はこの本をスルーした方がいい、笑。 「こじら…

台湾大好き編集部編「台湾行ったらこれ食べよう!」

別のKindle本を探している時に偶然見つけた本。この本で目を引いたのが、目次の次にある「漢字で見るメニューのコツ」というもの。 知っている漢字、知らない漢字があるけど、これらの漢字を料理のバリエーション(調理方法、味付け、料理の状態、炭水化物系…

読後感 その2

龍應台著「台湾海峡一九四九」(白水社刊)読了(原題「大江大海一九四九」)。 その読後感。 膨大な時間をかけ、多くの人々の声に耳を傾けて来た著者の誠実な姿勢が隅々に読み取ることが出来た。アジアのこの時代の歴史は横断的に見られることが少ないよう…

龍應台著「台湾海峡一九四九」

龍應台著「台湾海峡一九四九」(白水社刊)読了(原題「大江大海一九四九」)。その読後感。膨大な時間をかけ、多くの人々の声に耳を傾けて来た著者の誠実な姿勢が隅々に読み取ることが出来た。アジアのこの時代の歴史は横断的に見られることが少ないように…

辛永清著「安閑園の食卓 私の台南物語 」

辛永清著「安閑園の食卓 私の台南物語 」を拝読。誕生された1933年から来日する1955年まで、台南で暮らした生活が食を中心に書かれている。中国人としてのアイデンティティがいかに育まれたかが食を通して読者に伝えられている。(注、著者は内省人だが、文…

読後感 その1

辛永清さん著「安閑園の食卓 私の台南物語 」を拝読。誕生された1933年から来日する1955年まで、台南で暮らした生活が食を中心に書かれている。中国人としてのアイデンティティがいかに育まれたかが食を通して読者に伝えられている。 食を通してどのようなこ…